1on1・人事評価・社内面談の事前ヒアリングと記録をAI面談で揃える
AI面談とは、採用候補者ではなく既存社員との面談に対話型AIを使い、決めた質問に沿った聞き取りと、回答に応じた深掘り、録画とAI評価の理由の記録までを行う使い方です。評価や処遇の決定は人事と上司が行います。
ZeroInterviewの使い方は大きく2つに分かれます。採用候補者に対して行うのがAI面接、すでに在籍している社員に対して行うのがAI面談です。このページは後者、つまり社内の面談についてご説明します。採用候補者向けの一次面接をお探しの場合はAI面接のページをご覧ください。
1on1や人事評価面談、キャリア面談は、対象者が多いほど日程の調整と実施に時間がかかります。面談者によって聞く内容の深さが変わり、記録の詳しさにも差が出ます。AI面談は、面談の前に決めた質問へ本人が回答する場をつくり、回答に応じて深掘りし、録画とAI評価の理由を残します。人事と上司は、その記録を読んだうえで直接の対話と判断に時間を使えます。
よく起きていること
対象者が多いほど日程調整で止まる
全社員との1on1や評価面談は、対象者の人数だけ日程調整が発生します。通常業務の合間を縫って候補日時を合わせるうちに、実施したい時期から遅れていきます。拠点が分かれていれば移動も加わります。結果として、本当に時間をかけて話すべき相手にも同じ長さの枠しか取れなくなります。
詳しい解説を読む面談者によって聞く深さが変わる
共通の面談シートを配っても、どこまで掘り下げるかは面談者によって変わります。異動を考えた理由や今の業務で感じていることを丁寧に聞く人もいれば、シートの項目を確認して終える人もいます。同じ質問への回答として社員どうしを並べて読めないため、配置や育成の検討材料になりません。
詳しい解説を読む記録に本人の言葉が残らない
面談後に要点だけをまとめる運用では、本人が使った言い回しや、その発言に至るまでのやり取りが落ちます。記録者の解釈が混ざると、別の担当者が読んだときに背景を読み取れません。人事異動で担当が替わったとき、去年の面談で何を話したのかを確かめる手段が残っていない状態になります。
詳しい解説を読むHow it works
聞き取りと記録をAIに任せ、対話と判断を人に残す
面談の目的に合わせて質問と評価基準を設定します。社員はスマートフォンから都合のよい時間に回答し、AIが回答内容に応じて深掘りします。人事と上司は録画とAI評価の理由を読み、直接話す相手と論点を決めます。評価や処遇そのものをAIが決めることはありません。
- 1
面談の質問を設定する
1on1、評価面談、キャリア面談など、目的ごとに質問と評価基準を設定します。職種別のプリセットを編集して使うこともできます。
- 2
社員がスマートフォンで回答する
社員はURLまたはQRコードから、アプリのインストールなしで回答できます。24時間いつでも受けられるため、面談者との日程調整が要りません。
- 3
AIが回答に応じて深掘りする
対話型AIが回答内容に応じて追加の質問を出し、回答によって次の質問を分岐させます。シートへの記入だけでは出てこない背景を本人の言葉で残します。
- 4
人事と上司が読んで判断する
録画された回答を再生し、AI評価とその理由、根拠になった発言を確認します。直接話す相手と論点を決め、評価と処遇は人が決定します。
こんな場面を想定しています
人事評価面談の事前ヒアリング
評価面談の前に、今期の取り組みと本人の振り返りを全員同じ質問で聞き取ります。評価者は当日までに録画と記録を読み、面談の時間をすり合わせと今後の話に使えます。評価の決定は評価者が行い、AIは点数を提示するだけで処遇を決めません。
1on1・定期面談の前の聞き取り
定期の1on1で毎回同じことを聞き直さずに済むよう、直近の状況と困っていることを事前に回答してもらいます。上司は本人の言葉を読んだうえで対話に入れます。1on1そのものを置き換えるためではなく、対話の時間を空けるための使い方です。
キャリア面談
今後取り組みたい業務や身につけたい経験について質問し、回答に応じて理由を深掘りします。面談者による聞き方の差が抑えられるため、部署をまたいで並べて読めます。配置や育成の検討は人事と所属部門が行います。
入社後フォロー・定着確認
入社から一定期間が経った社員に、現在の業務で感じていることや今後の希望を聞きます。回答内容によって質問を分岐させ、気になる回答があれば人事や上司が直接話します。AI面談は状況を把握するための入口として使います。
異動・配置に関するヒアリング
異動の希望と、そう考えた背景を質問します。希望の有無だけでなく理由まで記録に残るため、追加面談で確認する内容を本人の回答に沿って整理できます。配置の決定は自社の制度と本人との対話にもとづいて行います。
昇進・昇格面談
昇格・昇進の選考で、受験者全員に同じ質問と評価基準を適用します。確認したい行動を質問に落とし込み、回答の記録と評価の理由を残します。合否は記録を確認したうえで人事と評価者が決めます。詳しくは昇格試験のページをご覧ください。
定年後・再雇用の面談
継続雇用にあたっての勤務条件の希望や、これまでの経験のうち続けたい業務について聞き取ります。条件のすり合わせは人が行い、AI面談は本人の希望を同じ形式で記録するところまでを担います。
外国籍社員との面談
15言語に対応しているため、日本語での面談では出てこない内容を母語で聞き取れます。母語の回答をどの形式で確認できるかは言語によって異なるため、実際にお使いになる言語で事前にお試しください。
対面の面談・アンケートとの違い
対面の面談は人が直接やり取りでき、アンケートは広く回答を集められます。AI面談はその中間にあたり、決めた質問への回答を深掘りしながら記録として残します。どれかに置き換えるものではなく、組み合わせて使う前提です。
| 観点 | 対面・オンラインの面談 | アンケート・面談シート | AI面談 |
|---|---|---|---|
| 日程 | 面談者と対象者の予定を合わせる | 不要 | 対象者が都合のよい時間に受ける |
| 質問の揃い方 | 面談者によって順番と深さが変わる | 全員に同じ設問が出る | 全員に同じ質問が出る |
| 深掘り | 面談者の判断で掘り下げる | 追加で聞けない | 回答に応じて追加質問と分岐を行う |
| 記録 | 面談者のメモが中心 | 記述された回答が残る | 録画と評価の理由が残る |
| 判断 | 面談者と人事が判断する | 人事が回答を読んで判断する | 人事と上司が記録を読んで判断する |
よくあるご質問
Q.AI面接とAI面談は何が違いますか?
- A.対象が違います。AI面接は採用候補者に対して行うもので、選考の一次面接に使います。AI面談は既存社員に対して行うもので、1on1や評価面談、キャリア面談の事前ヒアリングと記録に使います。仕組みは同じで、設定する質問と評価基準、そして記録を読む相手が変わります。
Q.面談をすべてAIに置き換えるのですか?
- A.いいえ。人が直接話す面談の代わりになるとは限りません。AI面談が担うのは、決めた質問への聞き取りと深掘り、そして記録までです。本人の状況や気持ちに踏み込む話、処遇の説明、その場で判断が要るやり取りは、人が直接行うことを前提にしています。
Q.人事評価や処遇をAIが決めますか?
- A.いいえ。AIが行うのは、回答がどの水準にあたるかを評価基準にもとづいて判定し、その理由を示すところまでです。評価レポートには根拠となった発言が原文で載り、録画の該当箇所から再生できます。評価と処遇は、その記録を読んだうえで人事と評価者が決定します。
Q.自社の面談項目に合わせて質問を設定できますか?
- A.はい。質問と評価基準は設定・編集できます。職種別のプリセットをご用意しているため、ゼロから作る必要はありません。1on1、評価面談、キャリア面談のように目的が違う面談ごとに、別々の質問と評価基準を用意して使い分けられます。
Q.社員が回答した内容は後から確認できますか?
- A.はい。録画された回答を再生できます。AI評価の結果だけでなく、その判定がどの観点によるものかと、根拠になった発言も表示されます。要約された所見だけに頼らず、本人が実際に話した内容へ戻って確認できます。
Q.社員はどうやって受けますか。専用のアプリが要りますか?
- A.スマートフォンのブラウザから受けられます。専用アプリのインストールは不要で、URLまたはQRコードからそのまま開始できます。24時間いつでも受けられるため、面談者と対象者の予定を合わせる必要がありません。
Q.外国籍の社員にも使えますか?
- A.15言語に対応しているため、日本語以外での聞き取りができます。ただし、母語の回答をどの形式で確認できるかは言語によって異なります。実際にお使いになる言語で事前にお試しいただいたうえで、運用を決めることをおすすめします。
Q.社内面談や昇格試験の詳しいページはありますか?
- A.はい。異動希望と定着確認を中心とした社内面談は社内面談のページ、昇格・昇進の選考は昇格試験のページで、それぞれ運用のしかたを詳しくご説明しています。このページはその2つを含む、社内の面談での活用全体をまとめたものです。
社内の面談を見直すための関連記事
- 1on1へのAI活用はどこまで任せる?人が担う判断との境界1on1でAIに任せる事前聞き取り、記録、論点整理と、上司・人事が担う解釈、対話、評価、処遇判断の境界を、運用場面ごとに解説します。記事を読む
- 質問と記録を揃えてキャリア面談を配置・育成につなぐ方法キャリア面談を面談者ごとにばらつかせず、配置や育成へつなげるための質問設計、深掘りの揃え方、面談シートの記録欄、AIを使う範囲を解説します。記事を読む
- 管理職の昇格面接で評価基準と質問順序を揃える方法管理職候補の昇格面接で評価が割れる原因と対策を解説。質問、深掘り、評価基準を先に決め、同じ順序で聞き、回答記録を基に面接官が判断する手順を示します。記事を読む
- 退職面談で本音を引き出し離職理由を記録する質問設計退職面談で当たり障りのない回答しか得られない理由を整理。事業所回答の公的統計では見えない本人の経験を、利害関係のない相手と定型質問で聞き、記録へ残す方法を解説します。記事を読む
