5〜7万円
アルバイト・パートの平均採用単価
約57万円
新卒採用の単価
約50万円
中途採用の単価
※2026年時点の各種調査をもとにした参考値です。業界・地域・時期により変動します。
採用単価とは何か
採用単価とは、1人を採用するのにかかった総額のことです。次の式で計算します。
採用単価 =(外部コスト + 内部コスト)÷ 採用人数
ここで注意したいのは、分母を内定数ではなく入社決定数で計算することです。内定を出しても入社に至らなければ、その採用活動はコストだけがかかっています。
アルバイト・パートの採用単価の相場
アルバイト・パートの採用単価は、平均で5〜7万円が目安です。新卒は約57万円、中途は約50万円とされ、雇用形態によって大きく異なります。業界別には次のような傾向があります。
物流・倉庫
約7.1万円
夜勤・早朝勤務が多く、時給を上げても集まりにくい
工場
約10.6万円
交代制勤務で、地方は母集団形成が難しい
アパレル・百貨店
高めの傾向
ブランド適性も見るため、選考に手間がかかりやすい
見落とされている「内部コスト」
採用単価というと求人広告費だけを見がちですが、実際には社内の人件費も含まれます。ここを計算に入れていないと、本当の採用単価は見えません。
- 応募対応、面接日程調整、合否連絡にかかる人件費
- 面接した人数 × 所要時間 × 担当者の時給
採用人数が増えるほど、内部コストの比率は上がります。広告費だけを削っても、内部コストが大きければ採用単価は下がりません。
採用単価が上がる3つの構造的理由
有効求人倍率の上昇による競争激化
人手不足で求人が増え、同じ人材を複数社で取り合う状態が続いています。応募を集めるための費用が上がります。
時給の上昇
最低賃金の引き上げが続き、募集時給の水準が上がっています。時給を上げても競合も上げるため、差がつきにくくなっています。
離職率が高い業界では採用が繰り返し発生する
早期離職が多い業界では、同じポジションの採用が何度も発生します。採用単価は「1回あたり」だけでなく「年間の発生回数」で効いてきます。
採用単価を下げる5つの方法
応募数を増やす
同じ広告費で応募が増えれば、1人あたりの単価は下がります。まずは分母である応募数を増やすことが基本です。
面接の歩留まりを上げる
ドタキャンを減らし、面接実施率を上げます。設定した面接が実施されれば、1件の面接あたりのコストが下がります。
内部コストを減らす
日程調整と一次面接の工数を減らします。ここは求人広告費と違い、社内の運用改善で下げられる領域です。
定着率を上げる
採用の再発を防ぎます。すぐ辞めない採用ができれば、年間の採用回数が減り、結果として単価が下がります。
媒体ごとの単価を測る
どの媒体が効率的かを把握します。効率の悪い媒体への出稿を止めるだけでも、全体の単価は下がります。
応募数を増やす具体策
5つの方法のうち、まず取り組みやすいのが応募数を増やすことです。次のような打ち手があります。
- 求人原稿を見直す
- 応募フォームの項目を減らし、応募のハードルを下げる
- 応募から選考までのステップを減らす
ステップを減らす方法の一つとして、AI面接を使い、求人票のQRコードから直接一次面接に進める形があります。応募と選考が1ステップになるため、途中離脱が減り、結果として応募あたりのコストを抑えやすくなります。
応募を増やす求人原稿の書き方は応募が来ない求人の共通点で、AI面接サービスの費用は主要6社の料金比較で解説しています。
まとめ
採用単価は、「下げる」より先に「測る」ことから始めるのが確実です。求人広告費だけでなく内部コストまで含めて把握し、応募数・歩留まり・定着率のどこに課題があるかを見極めてから手を打つ。数字で現状を捉えることが、無駄なコストを減らす第一歩になります。
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