一次面接の目的は「見極め」ではなく「確認」
一次面接であれもこれも見極めようとすると、時間が足りず、判断もぶれます。一次で判断すべきことは、実は限られています。
確認すべきは、条件が合うか、基本的なコミュニケーションが取れるか、この2点です。深い見極めは二次以降で行うと割り切ることで、一次面接は速く、正確になります。
一次面接で必ず確認すべき4項目
勤務条件
希望する時間帯・曜日・勤務可能期間を確認します。
通勤
通勤手段と所要時間を確認します。
経験
同種業務の経験の有無を確認します。
応募動機
なぜこの仕事・この会社かを確認します。
職種別の質問リスト
販売・接客(小売・アパレル)
- 接客の経験はありますか。あれば、どのような商品を扱っていましたか
- お客様が並んでいるとき、どのように対応しますか
- 土日祝の勤務は可能ですか
- 繁忙期に勤務日を増やすことは可能ですか
飲食(ホール・キッチン)
- 飲食店での勤務経験はありますか
- ピークタイムに複数の作業が重なったとき、どう対応しますか
- 長時間の立ち仕事に不安はありませんか
- 週にどのくらい勤務できますか
軽作業・倉庫
- 立ち作業や反復作業の経験はありますか
- 同じ作業が続く場面で、集中を保つ工夫はありますか
- 早朝・深夜のシフトは可能ですか
- 通勤手段を教えてください
オフィスワーク
- これまでどのような事務作業を担当されましたか
- Excelはどの程度使用できますか
- 複数の依頼が重なったとき、どう優先順位をつけますか
聞いてはいけない質問
採用選考では、本人に責任のない事項や、本来自由であるべき事項を尋ねてはいけません。次のような質問は避ける必要があります。
尋ねてはいけない事項
- 本籍・出生地
- 家族の職業や収入
- 住宅の状況
- 思想・信条、支持政党、宗教
- 尊敬する人物、購読新聞・愛読書
厚生労働省が示す「公正な採用選考の基本」にもとづいています。詳細は厚生労働省のウェブサイトをご確認ください。
回答をどう記録するか
面接の質を左右するのは、質問だけでなく記録の仕方です。記憶に頼ると、後から判断の根拠を説明できなくなります。
- 記憶に頼らず、判断の根拠となった発言を残す
- 複数の面接官がいる場合は、評価の基準を揃える
一次面接の工数を減らす方法
質問を固定化すれば、担当者による差が減り、比較もしやすくなります。同じ質問を全員に投げることは、公平性の観点からも有効です。
この考え方を仕組みにしたのがAI面接です。質問を事前に設定し、全員に同じ質問をします。回答は動画と全文テキストで残るため、記録の抜けも起きません。一次面接の工数削減と記録の標準化を、同時に進める選択肢の一つです。
評価の記録と根拠についてはAI面接の評価基準は?で詳しく解説しています。
まとめ
一次面接は「確認」の場と割り切り、条件と基本的なコミュニケーションに絞ります。職種ごとに質問を用意し、聞いてはいけない事項を避け、判断の根拠となった発言を残す。この3つを押さえるだけで、一次面接の精度と公平性は大きく変わります。
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