面接の当日キャンセルや無断欠席が続くと、「最近の応募者は」と応募者側の問題にしたくなります。ですが、そこで片づけてしまうと改善は進みません。
ドタキャンは、応募者の意識の問題というより、起きる条件が揃っているだけのことが多いものです。条件を一つずつ外していけば、ドタキャン率は下げられます。本記事では、原因と具体的な対策を解説します。
ドタキャンが起きる5つの原因
応募から面接までの日数が長い
応募から面接まで日が空くと、その間に他社で決まったり、応募したときの熱が冷めたりします。時間が空くほどドタキャンは増えます。
応募者が複数社に同時応募している
求職者はたいてい複数社に同時に応募しています。先に選考が進んだところに行くため、後回しにされた面接は流れやすくなります。
面接の日時が応募者にとって不便
在職中の人や学生は、日中に自由に動けません。企業側の都合で日時を指定すると、無理をして予約し、結局来られなくなります。
リマインドがない
数日前に予約した面接は、単純に忘れられます。予定として認識されていないまま当日を迎え、すっぽかされます。
企業とのやりとりが電話のみ
電話が苦手な層が増えています。折り返しが面倒で放置され、確認が取れないまま当日を迎えることになります。
ドタキャンを減らす4つの対策
応募から面接までの日数を短縮する
- 目標は「応募当日〜翌日」に設定する
- 面接枠を事前に確保しておく
- その場で日程を確定できる仕組みにする
連絡手段を応募者に合わせる
- 電話が苦手な層が増えていることを前提にする
- メール・SMS・LINEなど複数の手段を用意する
- 折り返しを前提にした連絡設計にしない
リマインドを2回入れる
- 前日と当日の朝の2回送る
- 場所・持ち物・担当者名を再度伝える
- 変更したい場合の連絡先も添える
面接のハードルを下げる
- 私服可、履歴書不要、所要時間を明示する
- 「面接」ではなく「面談」「説明会」という言い方にする企業もある
対策5:そもそも面接の日程調整をなくす
ここまでの4つは、日程調整があることを前提にした対策です。一方で、日程調整そのものをなくすという選択肢もあります。応募と同時に一次選考を完了させてしまう方法です。
その一つがAI面接です。応募者は24時間いつでも都合のよいタイミングで受験でき、企業と日程を合わせる必要がありません。日程調整が発生しないため、そもそもドタキャンという事象が起きにくくなります。受験しなかった応募者にコストが発生しない点も、電話や個別調整との違いです。
日程調整をなくすアプローチについては、面接のドタキャン率を半分にする5つの方法で詳しく解説しています。
ドタキャン率を測る
対策を打っても、効果があったかどうかは数字でしか分かりません。まずは面接設定数と実施数を記録することから始めます。
- 面接設定数と実施数を記録しているか
- 実施数 ÷ 設定数 が面接実施率。これを月ごとに追う
まとめ
ドタキャンは、応募から面接までの日数、連絡手段、リマインドの有無といった設計で大きく変わります。「応募者の意識」で片づけず、起きる条件を一つずつ外していくことが改善につながります。
そして、日程調整そのものをなくす方法も選択肢の一つです。いずれの対策も、面接実施率という数字で効果を確認しながら進めることが大切です。
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