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2026.08.24

配属後の外国人社員を「業務の言葉で確認」

試験結果と現場の理解を切り分ける

採用時に日本語を確認した外国人社員へ指示が通らないとき、配属後は何をどう確かめればよいのでしょうか。

日本で働く外国人労働者は2,571,037人、外国人を雇用する事業所は371,215所です。受け入れが広がるほど、採用時の評価だけでなく、配属された業務の言葉で理解を確認する場面が増えます。

N1では「言語知識・読解」が110分、「聴解」が55分です。日本語能力試験の認定の目安は読む力と聞く力で表され、話す力と書く力は試験科目に含まれません。試験結果だけでは、業務指示への返答まで分かりません。

この記事では教育方法ではなく、配属後の確認手順を扱います。実際の業務指示を質問に変え、本人の言葉で説明してもらい、理解できた点と追加確認する点を面接形式で切り分けます。

2,571,037人

日本で働く外国人労働者の規模

出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)

371,215所

外国人を雇用する事業所の広がり

出典:厚生労働省「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)

110分

日本語能力試験が測る範囲と試験時間

出典:日本語能力試験 公式サイト「試験科目と問題の構成」

採用時の日本語確認だけでは足りない理由

試験結果や採用面接は、日本語力を確認する材料になります。ただし、配属先の用語、指示の順序、報告の仕方まで同じ方法で測れるとは限りません。指示が通らない原因を、日本語力だけにまとめず分けて確認します。

理由A

試験結果は会話と業務説明を直接測らない

日本語能力試験の認定の目安は、読む力と聞く力で表されます。範囲が違います。話す力と書く力は試験科目に含まれないため、認定だけで業務上の説明力まで判断できません。「この作業が終わったら何を報告しますか」と聞いた際、指示を聞き取れても、自分の行動を言葉にできないことがあります。試験結果を否定せず、測っていない範囲を配属後に補って確認します。

理由B

日常語と配属先の業務用語は同じではない

普段の会話ができても、配属先だけで使う略称や工程名を理解しているとは限りません。用語が壁です。「この処理を締めた後、差し戻しを確認してください」と伝えても、「締める」や「差し戻し」の意味が共有されていなければ行動が止まります。返事が自然でも、指示全体を理解した証拠にはなりません。本人に用語を別の言葉で説明してもらい、どこで理解が途切れたかを見ます。

理由C

指示した側の言葉が曖昧な場合もある

指示が通らない原因を、外国人社員の日本語力だけに置くと見誤ります。指示側も見直します。「早めにまとめて、いつもの形で出してください」では、期限も形式も言葉になっていません。同じ指示を受けた社員が別々の成果物を出せば、問題は受け手だけにありません。面接形式で「いつまでに、何を、どの状態にしますか」と聞き、本人の理解と元の指示の不足を同時に確かめます。

業務の言葉を面接形式で確かめる手順

実際に使う指示や報告場面を質問へ変え、本人に理解した内容と次の行動を説明してもらいます。回答に応じて深掘りし、録画とAI評価の理由を人事と上司が確認します。教育ではなく、理解状況を見分ける手順です。

施策A

実際の指示を質問へ置き換える

配属先で使う指示を、理解を確認する質問へ変えます。現場の言葉で聞きます。「作業中に予定と違う結果が出たら、誰に何を伝えますか」と問い、本人が想定する行動を説明してもらいます。用語の意味だけを尋ねるのでは足りません。指示を受けた後の順序、報告先、判断に迷う箇所まで答えに含まれるかを見て、追加確認する論点を残します。

施策B

回答に応じて理解の境目を深掘りする

最初の回答だけで理解の有無を決めず、答えに応じて質問を分岐します。境目を探ります。「上司へ報告します」という回答には、何を、どの時点で、どの言葉で伝えるかを続けて聞きます。母語と日本語の両方で面接する方法なら、業務知識の不足と日本語での説明の難しさも分けて確認できます。ただし、見る項目と言語ごとの質問は先に揃えます。

施策C

録画と評価理由を人事と上司が照合する

対話型AI面接で回答を録画し、AI評価とその理由を表示します。結論は人が出します。「指示の順序を説明できた」という評価理由が示されても、配属先で定めた手順と一致するとは限りません。上司は業務内容との一致を、人事は質問と評価基準の揃い方を確認します。回答が曖昧なら、能力不足と決めず、質問の言葉や前提が本人へ伝わっていたかも見直します。

AI面接で何がわかるのか

AIは回答の整理と評価理由の表示を担えますが、業務理解を確定する万能な判定者ではありません。実際の回答を人事と上司が確認し、日本語の問題、用語の未理解、指示自体の曖昧さを切り分けます。

ZeroInterviewのAI面接は、対面面接を「置き換える」ものではありません。一次スクリーニングとして、対面面接の「前段階」を担うものです。

評価項目

AI面接では、以下の4つの観点で候補者を評価します。

指示を自分の言葉で言い換える力

聞いた指示を復唱するだけでなく、意味を自分の言葉で説明できるかを見ます。理解を言葉にします。「この作業の目的と、終わった状態を説明してください」と尋ね、目的、手順、完了条件がつながるかを確認します。指示と同じ言葉を繰り返しても、次の行動を説明できなければ理解は確定しません。逆に表現が簡単でも、行動が合っていれば言葉の流暢さだけで低く評価しません。

業務用語を行動へ結び付ける力

配属先の用語を知っているかではなく、その言葉を聞いて何をするかを見ます。暗記では足りません。「差し戻しになったら、最初にどこを確認しますか」と尋ね、確認対象と次の行動を説明してもらいます。用語の定義を答えられても、実際の手順と結び付かなければ追加確認の対象です。上司は録画を見て、自部署での用語の使い方と回答が一致するかを判断します。

報告内容を組み立てる力

問題が起きた際に、状況と自分の対応を分けて報告できるかを見ます。順序を確かめます。「予定より作業が遅れたとき、上司へどう伝えますか」と問い、起きている事実、考えられる影響、すでに行った対応を話してもらいます。日本語が自然でも、結論だけで経緯が抜ければ上司は判断できません。表現の細かな誤りより、業務判断に必要な情報が含まれるかを確認します。

分からない点を質問する力

指示を理解できないとき、分かったふりをせず確認できるかを見ます。質問も業務行動です。「期限は今日ですか」「この様式で合っていますか」のように、不明点を具体的な問いへ変えられるかを確認します。黙って作業を進めて成果物が違った場合、後から日本語力だけを原因にしても解決しません。本人が質問しやすい表現を知っているかと、職場側が質問を受ける前提を示したかを分けて見ます。

評価レポートの内容

AI面接が完了すると、ダッシュボードに各評価項目の100点満点のスコア、候補者の強みと改善点のサマリー、AIによる総合コメント、面接の録画動画と文字起こしがまとめられます。

採用担当者はこのレポートを見て、自社の基準に合う候補者かどうかを数分で判断できます。気になる候補者は録画動画で実際の話し方や人柄を確認してから、最終面接に進めるかどうかを決められます。書類選考だけでは見えない「人となり」が、対面で会う前にわかる。これがAI面接の最大の価値です。

配属後に理解を確認する場面

日常業務で行き違いが起きる前後に、実際の指示を質問へ変えて確認します。録画回答を人事と上司が見返し、追加説明や直接の面談へつなげます。

配属直後の業務理解確認

配属先の説明を受けた後、基本的な指示をどう理解したか確認する場面です。記憶試験にはしません。「業務を始める前に確認するものを説明してください」と問い、本人が想定する順序を話してもらいます。録画された回答を上司が見て、説明済みの内容と一致する点、言葉だけでは伝わっていない点を分けます。教育内容の評価ではなく、現在の理解状況を把握するために使います。

指示と違う作業が続いた後の確認

同じ種類の行き違いが続いた際、原因を本人の日本語力だけにせず確認する場面です。責める面談にしません。「その指示を聞いたとき、何をすると思いましたか」と尋ね、本人が受け取った意味を話してもらいます。録画から、業務用語の未理解、手順の混同、指示側の省略を切り分けます。人事と上司は結果を見て、追加説明と指示文の修正のどちらを行うか決めます。

担当業務が変わる前の確認

新しい業務を任せる前に、関連する言葉と判断場面を理解しているか確認します。配置判断の材料です。「予定外の依頼を受けたら、作業を始める前に何を確認しますか」と問い、優先順位や報告先への理解を見ます。AI評価だけで担当変更を決めず、上司が録画された回答を業務手順と照合します。未確認の項目は実務へ持ち込まず、直接の面談で聞き直します。

人事と配属先で認識を揃える確認

人事は日本語面の課題と考え、上司は業務知識の課題と考えている場面です。回答を共有します。「この指示を受けた後の行動を説明してください」と同じ質問を設定し、録画とAI評価の理由を双方で確認します。本人の回答へ戻れば、印象だけの議論を避けられます。最終的な判断は企業が行い、日本語、業務用語、指示表現のどこを追加確認するかを決めます。

よくある疑問

Q. 日本語能力試験の認定があれば業務理解も確認済みですか?

いいえ、認定だけでは配属先の業務理解まで確認できません。日本語能力試験の認定の目安は読む力と聞く力で表され、話す力と書く力は試験科目に含まれません。実際の業務指示を質問に変え、本人が次の行動を説明できるかを別に確認します。

Q. 配属後はどのような質問をすればよいですか?

実際の指示を使い、本人が何を理解してどう動くかを尋ねます。「作業が予定どおり進まないとき、誰に何を伝えますか」のように、行動、報告先、報告内容を答えてもらいます。単語の意味だけではなく、業務の流れへ結び付いているかを確認します。

Q. AI評価だけで日本語能力を判断できますか?

いいえ、AI評価だけで日本語能力や業務理解を確定すべきではありません。AI評価とその理由を録画された回答と照らし、配属先の上司が実際の手順と一致するかを確認します。質問自体が曖昧だった場合は評価せず、言葉を直して人が聞き直します。

Q. この確認で日本語教育の内容も決められますか?

確認結果から理解できた点と未確認の点は分けられますが、教育内容そのものはこの記事の対象外です。面接形式では、指示の言い換え、業務用語、報告、質問の仕方を確認します。その結果を誰がどう教えるかは、企業が別の手順で検討します。

導入は最短即日

ZeroInterviewの導入に、大がかりなシステム構築は不要です。

STEP 1

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約1分で登録が完了します。

STEP 2

求人情報を登録する

約5分。募集職種や評価したい項目を設定します。

STEP 3

AI面接リンクを応募者に送る

発行されたリンクを送るだけ。最短即日で運用を開始できます。

採用時の日本語確認だけでは、配属先の用語や指示の理解まで分かりません。実際の業務指示を質問へ変え、本人の言葉で行動、報告、確認方法を説明してもらいます。ただし、AI面接は業務理解を確定する万能な手段ではありません。まずは行き違いが起きやすい指示を選び、録画と評価理由を人事と上司で確認します。教育へ広げず、理解できた点と人が聞き直す点を分ける試行から始めます。

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